mucom88 for Mac を macOS 10.14 (mojave) で、ビルドしてみた

mucom88 というのは、88用の、古代祐三さんの自作FM音源ドライバーとのこと

 

MUCOM88 Windows page

GitHub - onitama/mucom88: OpenMucom88 project

 

それが何と、Windowsで動くようになりました。中身としては、PC-8801 相当のエミュレータを、HSPというライブラリ?でGUIを記述して、Windowsアプリとして動かしているそうです。

ただし、ROMファイルなど問題となりそうな部分は使ってませんので、誰でも使うことができます。

 

すぐに聞くことができるように、たくさんの楽曲がMMLという形で、公開されています。

 

ソースリストは公開されているので、Windows 以外でも動かす試みがなされています。今回は、Mac 版を取り上げてみます。

 

 私も、なんとかできないか?と思っていたのですが、その前に、ぼうきちさんが移植してくださりました。本当に頭が上がりません。(__)

ただ、Xcodeのプロジェクトファイルが含まれているのですが、MacOSX 10.6 のプロジェクトファイルのようです。 10.14 などでビルドしたい場合、プロジェクトファイルの設定をいじらないと、ビルドできないようです。

 とりあえず、いじらないといけないと思われるところを羅列してみました。ただし、本当にこれだけなのか(変えなくてもいいのか)は、追試をしないといけないと思います。

 

大きなところでは、Xcode 10から、32ビットアーキテクチャーがサポートされない。あと、C++ライブラリが、libc++ に変わりました。 

 

あと、Mojaveが、32ビットバイナリーをサポートする最後の macOS であることが発表されています。。orz

Appleさん、ちょっとやりすぎ。。

 

Architedtures 64bit Intel

Base SDK      macOS

Valid Architectures  X86_64

macOS Deployment Target  macOS 10.14 

Framework Search Paths   /Library/Frameworks (変えなくてもいいかも?)

C++ Standard Library       libc++

 

あと、Code Signing 系もいじったような。。最近のMac 開発は、デベロッパーIDが必須になってきているので、その流れでしょうか。。カタリナでどうなるのか、不安しかありません。汗

 

あと、SDLライブラリに依存しているので、/LIbrary/Frameworks に、SDL.framework を入れました。(SDLは、1.x の方)

 

 ちなみに、ビルドされた実行ファイルは、Un*x の実行ファイルになるみたいですね。。

つまり、ターミナルで、$ ./miniosx hoge.muc などと打ち込まないといけないです。これは辛い。。

 

2パターン考えられます。

1つ目は、このプログラムにGUIを追加する外部プログラムを作り、そこから呼び出す。

2つ目は、このプログラムを改造して、GUIをつける。

 

手っ取り早いのは、1つ目か。。 うーん?

ちなみに、SDLに依存しているので、GUIといっても、GUIぽいのを配置して、それに反応するようにして。。と大変かもしれませんぎゃあ。。。