星を追う子ども、舞台挨拶の回、見てきました。。
梅田に、朝9時だったので、6時半起きでした。。(^^;
8時半ぐらいについたのですが、そこからトイレにはいって、ぎりぎりでした。(^^;
ネタバレです。。まだの人は、見ないで下さい。。
まだの人は、みないで!
見たらダメですよ!
というわけで、始めます。
先に感想を書くと。物語はいいのですが、どうしても、詰め込みすぎというかんじで、全体的に、消化不良の印象でした。
そして、ジブリ臭がします。。絵もジブリっぽいし、天空の城ラピュタ、もののけ姫などからのオマージュというか、ぱく○も感じさせました。。
そして、何より、今まで、くどいぐらいあった、モノローグが完全になくなっています。。(汗)
いったいどうしたことでしょう? (^^;;;
どうしたんだ?? 新海さん。。
というわけで、ストーリーを始めます。舞台は、少し前の日本。。のどかな山間の村から始まります。
前半は、人間世界で、後半は、地下世界が出てきます。
主人公アスナは、小学生、看護師として働く母との二人暮らし、家事が忙しく、なかなか友達と遊ぶことがなかった。そんな中でも、一人で、山に行って、鉱石ラジオを聞くのが、日課になっていた。
ある日、山に行こうとすると、怪物みたいなのが現れる。絶体絶命のピンチのところに、シュンという謎の少年が現れて、助けてもらいます。
シュンと心を通わせるアスナ。。しかし、ほどなく、シュンは死んでしまいます。。
死んだのを受け入れられないアスナ。。
再度、山にいって、シュンの名前を呼びます。。
学校に行くと、新任の先生がやってきています。森崎という男です。
森崎は、国語の授業で、死者の復活について、授業をして、気味悪がられますが、アスナだけは、死者が復活できることに興味があるようです。
学校の帰りに、再度、山に行くと、シンという謎の少年が現れて、色々巻き込まれているうちに、気がついたら、アスナは、森崎と一緒に、地下世界(アガルタ)の入り口に入り込んでいて。そこから、危険な旅が始まります。
森崎は、アガルタの英知を使って、妻を生き返らせることが目的になっており、目的がはっきりしています。後半にかけて、それがメインになっていきます。
逆に、アスナの方は、旅に出た目的がよく分からないものになっています。
シュンを生き返らせたいのか、ただ、会いたいだけなのか。。
アスナは、途中、現実世界に居場所がなかったとか言いますし、終始あっちこっち行きます。
最終的には、シュンとあって、さよならをいうことに成功したようですが。。??
ところで、シュンが死んだところの、展開は解せない物がありました。
まず、死ぬのが早すぎます。。シュンって、どんな人なのか、現実世界にきた理由がなんなのか、あの怪物は? など疑問が沢山あるのに、感情移入する前に、いきなり死んでしまいます。。
それを知らせる、電話がかかってくるが、アスナは、認めようとはしないです。
そして、なぜか、亡骸を確認に行くシーンがなく、アスナが、山でシュンの名前を呼ぶ、有名なシーンが来ます。。
なぜ、亡骸を確認しない??
シュン君って、重要キャラなのに、崖から落ちて死んでから、登場なしって、扱いがひどいような。。?? (;・∀・)
アガルタの入り口にはいったところも変です。
シンは、クラビスという宝石(ラピュタの飛行石みたいなやつ)を回収できれば良いんだ。といって、さっさとアガルタに戻って行ってしまいます。
銃で脅したり怖いことをしていた、森崎は、誰にも邪魔されずに、アガルタに入っていきます。アスナは、怪物に襲われたり等、怖いことがあったにもかかわらず、母にも無断で旅に出ることを決め、ついていきます。
なんでやねん。。
普通、シンか、森崎が、止めるやろ?
それか、アスナが、怖がるやろ!?
村に帰ったシンは、なぜ、地上人を招き入れたんだ?ルールをやぶった!とひどく怒られます。
あれ? なんで、シンは、そんな重要なことを知らなかったんだ? 馬鹿なの?
そして、地上人を追い返す(か、殺す)という、重要で危険な任務を、一人で背負わされます。。
なんで? 普通、もっといいやつにまかせない? または増やすとか。。
それとも、この村に、まともなやつが、他にいないとか??
そこで、シンを好きな女の子が、心配そうに見送ってくれますが、これ以降、彼女の出番はありませんでした。。(汗)
完全に、要らない子でした。。かわいそうに。。(-∧-;) ナムー
森崎も、森崎です。アガルタの入り口で、アスナがついていく!といったら、『この旅は、危険な物になるかも知れないけど、おいで』といって、手を引きます。
一応、先生であるなら、そんなことを言うでしょうか。。
『危険だから、来ちゃダメだ。』というのではないでしょうか?
私的には、理解不能です。
物語の不要な部分を切り捨てて、切れ目なくつないで行っているという感じを受けました。
物語の後ろの方は、ほとんど、森崎の物語になっていました。
森崎の喪失について、妻との思い出、妻が死んだシーンの、回想シーンまでありました。。。妻が死んでも、受け入れられず、他の人を好きになれず、忘れられない。ようです。
はじめから、森崎を主人公にしておけば、良かったのではないか?というぐらい、森崎がメインで、アスナと、シンは小さい存在になってしまいます。。
終盤に、森崎は、さらにとんでもないことを、アスナに強要します。。
人をよみがえらせることのできる場所への入り口が、底が見えない断崖絶壁なのですが、その断崖絶壁を、アスナに、命綱なしの素手で、降りさせようとするのです。。
あほかい〜〜〜〜〜。Σ(・∀・;)
森崎は、訓練を積んでいるから行けるのかも知れませんが、小学生の女の子が降りれるはずもなく、少し降りたところで、泣いているのをみた森崎は、助け上げるのですが、そこで、森崎は、なんと、さらに彼女を追い詰める言葉を浴びせかけます。
「君は何のために、アガルタに来たんだ! 生き返らせたいんじゃないのか? これも乗り越えられる!!」
え? おまえは、QB (キューベイ)かよ!って、突っ込んでしまいます。。
/人◕ ‿‿ ◕人\ ←キューベイとは、魔法少女まどか☆マギカに出てきた、こんなやつで、人を追い込むのが趣味のようなやつです。
ありえない。。
そして、森崎は一人で降りていくことにし、アスナ一人で帰るのを強要します。
そのままそこにいたら、敵が現れるので、すぐに、安全なところまで帰らないと行けません。
そこで、森崎は、アスナにこういいます。
「君には生きていて欲しいんだ」
( ゚д゚)ポカーン
危険と分かっているのに、なぜ、一人で帰すんだ??
君には、生きていて欲しいんだ。って、あまりにも、白々しすぎます。。無責任すぎます。あほかといいたくなります。。
そういえば、非常に危険な旅をしているわけですが、3-4日ぐらいは立っていますよね?
地上の世界でも、3-4日たっているのでしょうか?
お母さんや、先生や、友達は、心配してないのでしょうか。。
その辺は、完全にスルーでした。。これを見ていたときは、お母さん、ちょうど、泊まり込みの仕事が何日も続いていたのかな?とか、変なことを考えていました。。(汗)
お母さん、どうしているかな?というシーンがあってもいいと、おもうのですけどね。。(^_^;
ちなみに、ドラえもんの場合は、タイムマシンで、出発のちょっと後に、戻ってくることで、無理矢理解決していましたが。。
地上では、数時間しかたってないという設定もありといえば、ありですが、果たして。。??
あと不思議なのは、アガルタの気の良い、おじいさんが、禁忌を、あっさり教えちゃうところですね。
禁忌とされているんじゃなかったの??
それとも、あの断崖絶壁を、越えられるわけがないと思っていたとか??
ここも、物語の不要な部分をそぎ落として、つないだだけという感じを受けます。
ラストでも、森崎は、アスナにひどいことをします。。
妻の魂を入れる器にしてしまうのでした。。
Σ(゚д゚lll)ガーン
ひどすぎる。。
そこに、シンが現れて、止めるのですが、その課程で、アスナは、シュンとあってたみたいですね。。
そこで、ちゃんと、さよならが言えたようです。
しかし、そのさよならのシーンも、ほんの一瞬で終わり。。
もうちょっと、長くして欲しかった。。orz
というかんじで、かなり消化不良でした。最後、ちょっとほろっと、泣いてしまいますけど、大泣きということはないですね。。まじめな話。。
しかし、 ひとによっては、よかったと思うひとがいるかもしれません。
現に、ツイッターの #hoshioi では、良かった!という書き込みばかり流れてきます。。
もしかしたら、工作員。。。。? なわけないか。。
まぁ、大人が、何も考えずに見たら、それなりに楽しめるかもしれません。
あまり考え込む人には、むいてないでしょう。。
ただ、子どもはむいていません。トラウマになる可能性が有ります。。
その点でいうと、ジュブナイル作品とは言えないと思います。
ジュブナイルとは、子ども向けと言うことですから。。。
私は、もう一度ぐらいみたいとは思いますが。。(その後見ました。。)
ビデオは多分買わないと思います。
何故かというと、ラスト付近で、怖いシーンがあるからです。。
あと、音楽の使い方も、だめですね。なんかうるさいです。。 シーンが切り替わる時に、盛り上がる音楽がかかって、暗転して切り替わるのが、何回もあった。 これはいただけない
という感じで、私的には、さんざんなできだったのですが、他の人はどうだったかなぁ。。
正直、4年待って、これは、ひどいと思いました。。
次回作に期待したいです。。次は、4年も待たないですよね?
ただし、絵のきれいさは、群を抜いています。。さすがに、新海ワールドというかんじでしょうか。。
地上世界、地下世界の雄大な自然、星空の描写などは、一見の価値があると思います。。