星を追う子ども

あまり比べたくないが、同じ冒険物の、『星を追う子ども』 と比べてしまいます。
星追いは、基本的なストーリーに、無理があるところが、沢山有ります。


初見は、そんな物だと思うが、あとで、よくよく考えてみると、あれ?
というところが沢山出てくる。
しかし、人によっては、感動した人もいるらしい。
死生観を扱っているので、死ぬシーンが多く、その点で、泣いてしまうのも、分かるが。。

ちなみに、ジュブナイル映画ということになっているみたいだが、正直言って、子どもが見るのは、おすすめできません。









以下、ネタばれです。

変だと思う、気になる点

  • シュンが、唐突に現れて、唐突に死んでしまう。が、描かれ方が軽すぎるのでは?
  • アスナが、アガルタに入り込んだ時に、洗脳されたのか?というぐらい、母のことを忘れている。旅に出ることを勝手に決めて、ついて行く。
  • アスナが、旅に出る、動機がよくわからない。
  • モンスターに、その場で食われずに、さらわれたのはなぜ?
  • 禁忌なのに、簡単に教えられたのは不思議。
  • 女子小学生が、降りるのを強制させられる。
  • なぜアガルタに来たのか、アスナが気づくが、頂けない。
  • 核心のシーンで、グロい表現があるので、子どもが見るのは、ちょっと。。
  • 別れの挨拶がなかったのが不満。。
  • シンと、先生は残るの?
  • 何日も、行方不明だったのに、家に帰るシーンは、スルー。。
  • 母の心配した顔を見たかったのに、スルー。。


一番、不思議なのが、アガルタに入り込んだところから、母親のことを、完全に忘れている主人公だろうか。。(´・ω・`)
あれだけ、母親思いの女子小学生が、母親のことを、すっかり忘れてしまうなんて、ありえない。
どう考えても、洗脳にあったとしか思えない。

旅をしている間も、切り抜けていくのに精一杯で、母親のことは、夢にすら出てこない。。やはり、洗脳か。。orz


何日も行方不明だったのに、家に帰るシーンを入れると、すんなり終わらないので、スキップして、終わるという荒技に出た。。(;・∀・)


アスナが、旅に出る動機がよく分からない。
脚本会議でも、問題になったらしいが、監督に押し切られたとか。。?


モンスターが、野宿の寝込みを襲いに来る。
その場で食べずに、アスナだけ連れ去ってしまう。
そして、塔みたいなところに監禁される。アスナが起きると、女の子と出会う、モンスターがこっちをにらんでいる。でも、日が差しているから、おそわれない。
でも、日がだんだん陰ってくるので、だんだん、モンスターが近づいてくる。
すんでのところで、シンが助けに来る。

意味不明だ。。私の説明が悪いのだろうか?


最初に、モンスターが食べようとしていれば、そのままやられているか、シンに助けてもらうか。。
しかしそうすると、女の子と出会わない。女の子と出会わなかったら、村に入れずに、禁忌を教えてもらうことも無かった。

モンスターの変な行動は、ストーリー上、必要なことだったのだ。


どっちにしても、シンの手助けがなければ、森崎と、アスナは、旅を続けられなかったはずだ。
そんな武装で、大丈夫か?  大丈夫だ! <全然、大丈夫じゃない。(^^;;


ただ、否定ばっかりしていても、しょうがない、何故、こうなったか、想像してみる。。

なんといっても、尺が短いという点。約120分しかない。

どうせなら、1クール使って、じっくり作り上げた方が良かったんじゃないか? と思ったり。
もしくは、120分でも、すっぽり収まるように、要らないシーンをカットして、節目のシーンに、時間をかけるか。


まぁ、世界観的には、好きではあります。
死生観を出すところも、ジブリではなかなかできないところなのでいいとおもうが。。
冒険のシーンや、核心のシーンは、結構はらはらするので、何も考えずにみれば、それなりに楽しめると思います。。

ただし、グロいシーンがあるので、子どもが見るのは、おすすめしません。




あと、EDは、さすがです。(^^;
EDだけは、良いです。名曲です。( ´ ▽ ` )ノ