P6の拡張漢字ROM
P6にも、拡張漢字ROMがあります。
JIS第一水準の漢字が丸々入っています。内蔵漢字ROM(初代以外は標準で搭載)だと、せいぜい1024文字しか入ってないので、漢字を使った文章を作るときに、え?そんな漢字もないの?ということがよく起こっていましたが、拡張漢字ROMを使えば、そんなことも解消するでしょうね。
当時のカタログを引っ張り出してきました。
1)PC-6007SR 拡張漢字ROM&RAMカートリッジ 27000円
2)PC-6006SR 64KB RAMカートリッジ 9800円
1が、拡張漢字ROMと64KB拡張RAMが一緒になったやつで、2が、64KB拡張RAMだけです。下ならなんとか。。?
でも、当時の貨幣価値で、27000円というのは、バリ高すぎますよね。劇汗 当時はやはり、ROMが高かったのでしょうか?実際に買った人は、どれぐらいいるんでしょうか?
販路も良くわかりませんが、電気屋さんに行ったら、飾ってある。。なんてことはなく、おそらく普通に取寄せだったと思われます。。。汗
64拡張RAMカートリッジは、9800円って、なんと1万円ぐらい?それぐらいなら、最初からつけておいてよ!と言いたくなりますが、PC-6601SR は確か本体だけで15万円ぐらいした上に、RGBなCRTディスプレイが事実上の必須なので、ホビー、学習向けには、少しでも安くしたいという力が働いたのでしょうか?
当時は小学生だったこともあり、オプション品でパワーアップなんて考えたことすらなかったですね。。(^^;
追記
残念なお知らせがあります。。大昔、拡張漢字ROMをP6エミュレータでも使えるようにしたのはいいのですが、なんと、他のエミュレータと、並び方が異なっており、バッティングすることが判明しました。汗
iP6 Plus だと、左ばかり64KB + 右ばかり64KB という並び方だったのですが、えすびさんの、PC6001Fだと、左右、左右、左右。。だそうです。
これは、88 の漢字ROMでも同じだそうです。
そもそもなぜ、左ばかり64KB + 右ばかり64KBにしたのか、あまり思い出せないのですが。。汗 漢字ROMって、左だけ、右だけでバンク切り替えされるイメージだったからかな?
今回はバンク切り替えではなく、アドレス指定すると、そこだけ読み込めるイメージなので、実機ではどういう並び方になっていようと、関係がない話です。(だからこそ、並び方の不一致ということが発生してしまった)
全然違うまま放置しておくのは、よくありません。今までそれほど問題にならなかったのは、そもそも拡張漢字ROMを使う人が少なかったからでは?と思いますが、拡張漢字ROMの変換ツールなどがではじめたことですし、ここはやはり統一しておいた方がいいと思い、iP6 4.9 からは、左右、左右。。の並び方に変更しました。
もちろん、今まで吸い出された方も、移行できるように変換プログラムは用意しています。
お手数をおかけして、申し訳ございません。