「総務省の“天の声”で1事業者に決めていいのか」——携帯向けマルチメディア放送の行方 (1/2)

MJP側は、まずKDDI代表取締役社長兼会長の小野寺正氏が「何がケータイにとって最も優れたシステムか。ISDB-Tmmはモバイル用として本当に十分な規格なのかが疑問だ」と切り出した。「ISDB-Tmmは(ワンセグに使われている)ISDB-Tから何を変えたのかといった報告がいっさいない。当社の技術屋も私も分からない」と話す。

ワンセグから、何が変わったのか、分からないって。。(汗)

 それでも、「利用者の立場で優劣が決まるのが世の中の主流なのでは? そこを総務省が天の声で決めた理由は何なのか」と勝又氏は迫る。すると大橋氏は「無限に帯域があれば話は違ったかもしれないが、14.5MHzを前提とすると、1事業者が適当だと考える。関係者や専門家の意見も取り入れた」と話し、独断で決めたわけではないことを強調した。

言いたいことは分からないでもないが、やっぱり、1社に決めるしかないだろうね。。(汗)

 高井氏はドコモに対しては「ネットワークの品質は本当に大丈夫なのか」と質問。これにはmmbi代表取締役社長の二木治成氏が「大規模の基地局だけでなく、その周辺を中規模局で固める。ビル陰にはギャップフィラーを使うので、エリアは問題ない」と回答した。「ISDB-Tmmの仕様を公開する予定はあるのか」という点については、「すでにチップは開発中。メーカーに作ってもらう運用規定も(2010年)秋には公表してすぐに対応できるようにする」とした。

秋ごろ公表するらしい?

ということは、それまで、どっちがとるか、分からないのか。。(汗)