http://satoshi.blogs.com/life/2012/01/ipod-%E3%81%A8-angry-bird-%E3%81%AB%E9%A7%86%E9%80%90%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F-nintendo-3ds.html
iPod touch と Angry Bird に駆逐された Nintendo 3DS


アメリカだと、iPod touch に置き換わっているの?

去年の夏ぐらいから、任天堂が得意とする6〜12才ぐらいの子供たちが遊ぶデバイスが、Nintendo (3)DSから、iPod touch へと目に見えてはっきりと置き換わって来たのだ。そんな親に聞くと、ほとんど決まって「私の iPhone でAngry Bird を遊びたがって、返してくれないので、しかたがないから iPod touch を買い与えた」という答えが返ってくる。

iPhone がなければ Angry Bird は生まれなかっただろうことを考えれば、間接的には「スマートフォンに負けた」と言えないこともないが、直接的な原因は、「親が子供に最初に買い与える携帯ゲーム機」としての地位を iPod touch が奪ったことにある。それも無料もしくは高々1ドルで買う事のできる Angry Bird がキラーアプリとして作用したのである。

ちなみに、以下が2011年第四半期の各デバイスの出荷数。

iPhone: 約3700万台
iPad: 約1500万台
iPod: 約1500万台(そのうち iPod touch は半数以上)
Nintendo 3DS: 約540万台

iOSバイスというプラットフォーム全体を見れば、10対1以上の差を付けられているだけでなく、あまり目立たない存在である iPod touch にすら絶対数で負けてしまったのである。まさに、アップルのプラットフォーム戦略が功を奏したと言える。