http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20120419-01/1.htm
「イラン危機で脱原発がふっ飛ぶ」は天然ガスの高値買いをやめれば回避できる

 日本の電力会社は、近年、原発へのシフトを強めていた。ゆえに、天然ガスによる火力発電を重要視してこなかった。安定供給されればよいとの発想から、石油メジャー等としか取引せず、原油価準拠の価格設定をしていた。さらに大震災以後、原発停止に慌てた西日本の電力会社が、天然ガスの買い占めに走った。だから価格高騰が起きたのだ。

実際、アメリカは、このシェールガス革命により、それまでの天然ガス輸入国から輸出国に転じたのだ。

 これで困ったのがカタールだ。突然、最大輸出国を失ってしまった。そこで、長期契約ではなく、スポット売りに転じたのだが、そこに飛びついたのが日本の電力会社なのである。カタールは、日本の電力不足事情を知った上で、ふっかけた。戦略も長期ヴィジョンも持たない日本の電力会社は、言い値で買ってしまったのだ。その価格は、最高値で100万BTUあたり17・8ドルだった(同時期にカタールは、イギリスに半値以下の8ドルで卸している)。


つまり、カタールが、天然ガスをさぁ、売ろうとしていたら、最大の輸出先のアメリカで、シェールガスがたくさんとれるようになり、アメリカが買ってくれなくなった。


そこに、原発の停止で、慌てまくった、日本の電力会社の人が、すぐにカタールに飛んで、言い値で契約してしまったと。。(;・∀・)
そうだったのか。。


しかし、天然ガスアメリカでも、他の地域でもとれるので、仕入れ先をかえれば、そんなに高い値段でかわなくてもよくなるらしい。。

ホルムズ海峡にびくびくしなくても良いと。。


ということは、これからは、天然ガス発電?
原発より安かったら、自然と脱原発する?


実際問題、日本での原発の新規建設は、ほとんど無理に近いので、これから5年、10年、20年とたっていくと、嫌でも、廃炉にしていくしかないのですが。。