KDDIの新型iPhone販売にまつわる“スクープ騒ぎ”を読み解く (1/2)


冷静に書いていますね。。( ´ ▽ ` )ノ

しかし、今回の騒動はその計画に冷や水を浴びせる事になるだろう。iPhoneKDDIに……の報道は、KDDIユーザーに買い控え心理をもたらし、せっかくの力が入ったWiMAX搭載端末の販売にも影響すると考えられるからだ。本来、WiMAXへと迂回できるはずだったデータトラフィックが、iPhone待ちユーザーによって3G回線に留まる可能性がある。

 しかし、長期的に見れば業界全体が新しい枠組みへと向かうきっかけになるのではないだろうか。スマートフォンの時代に、どのようなビジネスが行えるのか。携帯電話事業者は知恵を絞っているが、決済事業以外に明確なアイデアがないのも実情だろう。その決済事業も、将来、NFCの時代になった時に維持できるかどうかは不透明だ。

 スマートフォンの時代を受けて、携帯電話事業者のビジネスはどうあるべきなのか。予定外のiPhoneスクープ騒ぎは、改めて足下を見つめ直すいい機会となるかもしれない。