電波鎖国を求めるITゼネコン

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51462272.html

総務省の700MHzワーキンググループが難航しているようだ。当初は「7月中に成案を得る」という予定だったのが、結論は8月に延期された。その最大の原因は、国際周波数に抵抗するITゼネコンとその御用学者である。

焦点は、世界標準の周波数に合わせるかガラパゴス周波数にするかという問題で、周波数委員会の主査としてガラパゴス周波数の方向で報告を出した服部武氏(上智大)を含めて、キャリアもベンダーも国際標準化の方向でほぼ一致したが、NTTドコモ富士通NECだけが国際標準化に反対している。

彼らの理由は「急増するデータトラフィックの伸びに対応するためには早期利用が可能な700/900MHzペアが望ましい」ということだが、関係者によるとこれは表向きの話だという。LTE半導体はすでノキアクアルコムなどがつくっており、フィールド実験も終えている。これに対して日本のITゼネコンの対応は大幅に遅れており、国際周波数で競争が始まったら、日本の無線チップは全滅する。だから世界の大手がつくらないガラパゴス周波数で非関税障壁をつくろうとしているのだ。


どうやら、国際周波数になると、日本の無線チップは全滅するかららしい。。
それだけの理由で、ガラパゴス化しようとしているのか??
前から、ずっと不思議だった理由が氷解しました。。。


またしても、既得権益者が、最大の抵抗勢力に。。Σ(゚д゚lll)ガーン
もういいって。。。あほか。。


短期的には、無線チップが全滅するかもしれないが、長期的に見ると、得られるものは、計り知れないものがあります。。

要するに「時間がない」というのは、電波鎖国の論理的な根拠がないための逃げ口上なのだ。これはITゼネコン経営判断としては合理的だが、国内でしか使えない半導体にコミットすると、日本のベンダーもキャリアも世界市場を失い、通信は日本ローカルの産業になるだろう。iPhoneiPadのようなグローバル商品は日本では使えず、「ガラケー」のコストは海外よりはるかに高くなる。「モバイルクラウド」などのイノベーションにも取り残され、日本のIT産業全体が壊滅するおそれもある。

Σ(゚д゚lll)ガーン
iPhoneiPadが日本で使えなくなるなんて、考えられないです。。

国際周波数にすれば、日本市場はノキアクアルコムなどのチップに占領され、ITゼネコンは無線チップから撤退せざるをえなくなるだろう。しかし通信サービスは国際化し、中国などに進出する可能性も出てくる。KDDIソフトバンクが国際周波数を求めているのも、そのためだ。ドコモが抵抗しているのは、 NTTファミリー企業を守る姿勢をみせているのだろうが、実態はドコモのチップもほとんど海外製だ。

世界市場から隔離することでしか生き延びられない日本の半導体メーカーは、コメ農家のようなもので、保護すればするほど弱くなる。ここでいったん電波開国によって競争にさらし、エルピーダのように一から出直した方がいい。幸か不幸か、日本のIT産業にはもう火がついており、「焼け野原」になるのは時間の問題である。

世界市場から隔離することで生き延びられないのは、コメ農家と同じですか。(汗)
なんだかなぁ。。(汗)


どうでもいいけど、早く、国際標準に準拠する形で決めてください。
ただでさえ、遅れているのに、さらに遅れていきます。。orz