ガラパゴス周波数の危機:日本携帯市場の終焉

http://ameblo.jp/kjubiq/entry-10584257274.html

しかし、まだ希望が全て消え失せたわけではない。

池田信夫氏のブログが発端となり、Twitter孫正義氏経由で原口一博総務大臣に伝わり、再検討になったからだ。

これって、結構でかいと思うのですが、どうなんでしょうか? (^^;;

それにしても驚愕なことに、最大の当事者であるはずのNTTドコモがこのガラパゴス周波数について、パブリックコメントでは一切触れていないことだ。

それは妙な話だな??

実際のところは、単にソフトバンクiPhoneの勢いを何とか止めたいのが本音なのだろうが、日本一利益を上げている企業が、もはや自社開発で Appleに競合しうる製品やソリューションを作ることを放棄した白旗宣言であり、日本の携帯電話業界への死刑宣告になったことの重要性に気付いている人はまだ少ないようだ。

この部分、追記します。。

もう、Panasonicみたいに、グローバルに戦えないということなのか。。(汗)


docomo は、iPhoneに負けましたということ? (汗)
Σ(゚д゚lll)ガーン

NEC「700/900MHz帯の携帯電話への周波数割当については、国際ハーモナイズの議論がなされている。しかしながら、携帯電話トラフィック増大による周波数の逼迫状況を鑑みると、有限希少な周波数をできるだけ早期に利用できることが望ましいと考える。」

富士通「700/900MHz帯については、我が国が携帯電話の周波数が逼迫している状況を考慮すると、早期に効率よく利用できることが望まれる。」

判で押したように、『早急に』としかいっていない。。
普通は、こんなメリットが。。じゃないの?


本当は、社内で作っている無線チップが、使えなくなり、海外無線チップをつかわないといけなくなるからなのだが。。


ただ、一方的に責めることは出来ない。。というのも、あくまで、一企業なので、自社の利益を守ろうとするのは、当然であるから。。

しかし、日本も捨てたものではない。パナソニック総務省案に明確に反対しているのだ。

パナソニック「200MHzの広帯域をカバーするための携帯端末に内蔵する空中線系や空中線共用デバイスの実現性に大きな課題がある。」

「大規模な電力増幅デバイスが必要となること、及び電池の使用可能時間の大幅短縮などが想定される」


実を言うと、パナソニックは、国際周波数派だ。。


700MHzと、900MHzの両方に対応すると、アンテナがでかくなり、電池の餅が悪くなるらしい。。


ちゃんと、技術的なデメリットにも触れている。。詳しくないと分からないことを、ちゃんと言ってくれているのは、好感が持てる。

(本当は、富士通や、NECの技術者も、そういうデメリットがあるのは分かっているけど、口が裂けても言えない)


おそらく、国際周波数になっても、直接つぶされるものがなくて、グローバルにも、たたかえるとおもっているからだろう。。

パナソニックは770〜806MHz帯にも言及しており、

「ラジオマイクについては、著名なエンターテーナーが専用のラジオマイクを持参するケースもあり、相互に持込が可能となるような状況を鑑みると、米国と同様にテレビジョン放送の周波数(ホワイトスペース)において運用する事が可能かどうか検討を行うことも必要ではないかと考える。」


ラジオマイクも、700MHzで使われているのは、たまたま?であり、そこで使うときは、FPUに遠慮しながら使わないといけなかったりと、手続きが煩雑なので、よそに移りたがっているという話もあるので、なんで、そこまでこだわるのかが、不明。。


700MHzは、障害物に強いらしいが、コンサートなんかは、こじんまりとしたところでやっているから、障害物とか、あまり考えなくてもいいんじゃないの? というのは、私の妄想ですが。。

ただ、富士通NECの気持ちが分からないわけでもない。

彼らは世界標準に合わせて低コストにし、競争環境の厳しい世界に進出するハイリスク・ハイリターンより、ガラパゴス化して海外製インフラや端末が日本に入りにくくなる方が、国内の競争環境は慣れ合いで緩和され、ローリスク・ミドルリターンを得ることを営利企業として選んだわけだ。

確かに。
あくまで、企業なので、そうなるのは、ある意味当然。。

ただ、企業の利益だけで、談合を繰り返しても、いつかは、黒船に葬り去られる。。


電子書籍で、キンドルと、iPadが、異様なほど普及しはじめているのが、なぜなのか? 

それと対抗できる製品をだして、もっと、海外でシェアをとれるように、考えないのか??


シャープが、電子書籍端末出すらしいです。(^^;
フォーマットは、シャープ独自で、なんと、本を一個電子化するごとに、ライセンス料を、シャープに払う必要があり。。


え? Σ(・∀・;)
なんだって? ちょっと聞こえなかったんだけど???


もう、海外で戦う気、0ですか。。そうですか。。orz
そもそも、すでに、EPUBと、PDFが標準。(rya

しかしながら、そのような再ガラパゴス化は一時的な効果でしかなく、結局iPhoneiPadのような黒船に呆気なく葬り去られることは、既に身をもって経験済みのはずだ。

それが、一企業の利益という狭い利益の追及に終始し、日本の利益をおろそかにした末路だ。

ズガーン


このガラパゴス周波数問題が、事の重大性のわりに、世の中でほとんど、否、ケータイ・ガジェット好き、IT関係者にさえあまり知られていないのは、問題の性質が専門的過ぎて難解であることもさることながら、放送局という最も巨大な既得権益を敵に回すことになり、報道できるメディアが皆無に近いことが大きいだろう。

結局、ここに行き着くわけですね。。
インターネットでないと、経緯が見えないというのは、なあ。。